私が『ポルシェ沼』にハマったきっかけ その②

ポルシェ

前回のお話『PORSCHE 911 turboSを購入して大失敗』

 幼少期に夢見たポルシェ…しかし現実はそんな甘くなかった。
国産車をパートナーに駆け抜けた20代・30代でしたが、40代も半ばに差し掛かったある日「仕事もしんどいし、気晴らし」と頑張った自分へのご褒美を兼ねて昔乗りたかったポルシェを買おうと決断した。
 しかし、初めて中古で購入した『PORSCHE 911 turboS』は以前の所有者のカスタムも相まって、イメージしていた車両ではなく、深い絶望に落ちていきました。

そんな前回のお話は「私が『ポルシェ沼』にハマったきっかけ その①」にてお読みいただけます。

まずは私の簡単な自己紹介

 忘れもしない2015年…40代で始めて幼少期の夢であったポルシェオーナーとなり、底なし沼と呼ばれる『ポルシェ沼』にハマりました。
そして頭まで沼にどっぷり浸かった結果、2020年3月から大阪の箕面市でポルシェゲートという日本で唯一のポルシェ専門レンタカーを立ち上げ、今も運営しています。

 私がブログを始めたきっかけやこのブログに関しては、『ポルシェ沼にハマった結果、ブログ始めます。』よりお読みください。

『私が思うポルシェ』はこれじゃない…

 最初のポルシェ『PORSCHE 911 turboS』はとてもいい車でしたが、『私が憧れていた車ではなかった』というのが正直な感想でした。
ならば、当時のポルシェに乗ってみようと思い立ち、さっそく行動を開始した。

 Googleで『ポルシェ 旧車』と調べると色々な情報が出てきた。
中でも目を引いたのが「古いポルシェは維持が大変」という内容だった。
検索を続けていくうちに『まずは修理出来るところを探してから購入した方がいい』という結論に至った。ということで次は店探しだ。

ポルシェ修理の老舗を見つけ、いざ突撃!?

 『ポルシェ 整備 関西』で調べてみると関西の有名どころが何件かヒット。
中でも日之出モータースが良いなと思い行ってみたが、、、いざ突撃!とはならず、、、
精神的なハードルが高すぎて初日は店の前を通り過ぎて帰ってきてしまったのである笑

翌週も思い立って行ってみたが、、、よく考えれば「特にお願いすることもない」状態で行っていいものかと物怖じし、結局また入店に至らずに帰ってきてしまったのであった…。

「買ってから」と日之出モータースへのリベンジを誓う

店に入る理由のために『ポルシェを買う』ことを決意した私であったが、、、
結局、何を買うかも定まらず、、、そもそもポルシェに関しては何もわからないので、どう探すかもわからない。

 とりあえず、『古いポルシェ911』でネット検索してみると、昔憧れたポルシェ『PORSCHE 911(930)』がヒット!けれど中古価格650万ぐらいでも一般的に安い方らしい。
「うん。これは買えないな…」ということで、今度はヤフオクでポルシェを探してみる。
すると『赤いPORSCHE 911 2.7』が280万で出ていた。
文章や写真から状態が悪いというのは察せられたが、実動で車検も有って「すぐ乗れるかも!?」と淡い期待を抱きつつ、これを買って日之出モータースにリベンジしようと決意した。

『PORSCHE 911 2.7』落札!いざ入店!

ヤフオクで落札した『赤いPORSCHE 911 2.7』は写真より状態が酷かったが、自走が可能だし、何より真っ赤なポルシェはめちゃくちゃ可愛く見えた。

早速日之出モータースに電話してアポをとり『PORSCHE 911 2.7』乗って行く。「行こう!」と思いたってから数ヶ月、、、はじめて日之出モータースに入れた私であった。
今、思い出して感じることは『ポルシェ専門店に行くハードルは高い』ということだ。
なぜなら、今ポルシェ専門レンタカー店をしてる私が入れなかっだのだから。

「敷居が高いと思って入れなかった」というワードは、たまに私の運営するポルシェゲートでも耳にすることがある。カフェやレンタルという形式をとっても『敷居』を感じるお客さんがいる中、『一見さんお断り』『職人』というイメージの『ポルシェ専門店』がいかにハードルが高いかは言うまでもないかもしれない。

しかしながら、実際に修理を行ってくれた親父さんは存外気さくな方だった。
冷やかしはダメですが、本気でレストア車両や中古車両のポルシェを検討されている方は、ぜひハードルを乗り越えて(実際にはそんなものはないのだが、、、)相談に行って欲しいと思う。

そして日之出モータースさんで車を見てもらって親父さんと話をした。

親父さん「ほんまにこの車治すんでっか?2〜300万はかかりまっせ!それに時間もかかるなー」
と言われてしまったが、私は迷わずに「お願いします。」と伝えると、親父さんに「変わった人ですなー」と言われた。

衝撃事実!『PORSCHE 911 2.7』は当時…

「なんで変わった人なんですか?」と尋ねると「2.7をわざわざ直す人なんかおらんで」とのこと。
私はポルシェをあまり知らなかったので、2.7が不人気だという事実を今の今まで知らなかったのである。

しかし、そんなことは関係ない。私はすでに『PORSCHE 911 2.7』が気に入っていた。
それに、親父さんからは色々とダメ出しは受けたが、最後に「ボディーが錆びてないからエエモンになるで」と言われてすごい勇気づけられたこともある。

気づけば『ポルシェ沼』にハマっていた

そしてこの『赤いPORSCHE 911 2.7』をレストアしていくのであるが、私は重大なことを忘れていた。

「レストア中は空冷ポルシェに乗れないじゃん!」

確かに最初に買った『PORSCHE 911 turboS』はある。ターボSも良い車両なのは間違いない。
しかしこれは水冷ポルシェであり、私のイメージにぴったり合うポルシェではない。
初めて日之出モータースに来店したときに自走したPORSCHE 911 2.7。あのときの『ほんの1時間の走行』で私は、空冷ポルシェの虜になっていたからだ。

そして気づけば、ネットで中古ポルシェの情報を漁っていた。
検索で日之出モータースの2階に『ポルシェDP 935』があることを突き止めて
親父さんに話を聞くと「売るで!」と言ってくださったので、値段だけ聞いて即決。

あっという間に3台のポルシェを揃えてしまった。しかし落とし穴が…
ポルシェDP 935はレストアが必要だったため、結局手元には991turboSしかないのである。

気がつけば、ポルシェの魅力と日之出モータースの親父さんとのやりとりが楽し過ぎて、私はどっぷり『ポルシェ沼』にハマってしまっていたのだった。

次回のお話

私が『ポルシェ沼』にハマったきっかけはいかがだったでしょうか?
私が底なし沼と呼ばれるポルシェ沼にハマったきっかけです。

次回は、『PORSCHE 911 2.7』のレストアに関して書いていきたいと考えています。

私をポルシェ沼に沈めた空冷ポルシェのレストア

興味がある方はまた読んでくださいね!

これからハマる人、もうハマっている人、ハマってないけどポルシェが好きな方はコメント、フォローお待ちしています!

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