ポルシェ初心者にオススメしたいPORSCHE911(3台)

ポルシェ

最新のポルシェが最良のポルシェなのか?

最新のポルシェが最良のポルシェである。

ポルシェ界隈でよく耳にする言葉だ。

確かに最新のポルシェは、『乗りやすく、パワーもあり、故障することもなく、街中でも快適だ。』

最新のポルシェは「安全性や信頼性が高く、機能が高い」のは間違いない。
快適で安心・安全なドライブができる車なのは間違いない。

そういった意味では『最新のポルシェが最良のポルシェである。』というのは否定しようのない事実だ。

しかし、1から10までマシン制御された精密な動作をするマシンといえば、響きは良いのだが、私のようなスーパーカーブームの車好きからすると話は違ってくる。

エンジン・トルクが低回転域では細いのに対し、高回転域で爆発的なパワーを発揮するなど割とピーキーな操作性を持つ荒々しいマシンを求める人間からすると、なんとも薄味な印象になってしまうのも正直な感想だ。

まずは私の簡単な自己紹介

 忘れもしない2015年…40代で始めて幼少期の夢であったポルシェオーナーとなり、底なし沼と呼ばれる『ポルシェ沼』にハマりました。
そして頭まで沼にどっぷり浸かった結果、2020年3月から大阪の箕面市でポルシェゲートという日本で唯一のポルシェ専門レンタカーを立ち上げ、今も運営しています。

 私がブログを始めたきっかけやこのブログに関しては、『ポルシェ沼にハマった結果、ブログ始めます。』よりお読みください。

初めてポルシェを購入した人からよく聞く言葉

私がポルシェに乗るようになってから、知り合いの何人かが「ポルシェを買う」と言い、最新車両のPORSCHE 992 GT3 RSを購入した。

感想を聞いてみるとだいたい同じことを言う。

とにかくしんどい。

乗るのに勇気がいる。

などなど、思っていたのと違うという感想が多い。

レーシング仕様の車両は、速さなどを求めた結果、乗りやすさを犠牲にすることは良くあることだし、そもそもハイスペック過ぎて気軽に乗れないということがそういった感想に出てしまうのだろうと思う。

ポルシェ初心者は、『良いもの買いたい!』という気持ちが前に出て、どうしても役物や限定のスーパースポーツを選んでしまう傾向にあると思う。

リセールバリューであったり、希少価値で選んでしまうと、その車本来の楽しさを味わうことはできないと思う。

最初の911でオススメしたいポルシェ

まず911を買うなら以下の3車種をおすすめする。

  • 最新であれば『PORSCHE911(992) CARRERA』
  • 空冷ポルシェなら『PORSCHE911(964)』
  • 乗り味・運転性やコスパを考えて『PORSCHE911 Type996』

PORSCHE911(992) CARRERA

上記の画像はイメージです。画像の車両は991turboSとなります。

Porsche 911 (992) Carreraは、ポルシェが2019年から製造・販売しているスポーツカーの最新モデルです。ポルシェ911シリーズの中で進化を遂げたデザインを採用しており、先代モデルと比べてより幅広く、モダンで洗練された外観が特徴です。高いパワーと操縦性を備え、優れたスポーツカーとしての性能を提供しています。

992カレラに関しては、言うまでもなく最新の装備が搭載され『安心・安全・快適』な走行が実現できる。内装もこだわり抜かれており、快適なドライブを楽しめる車両なのは間違いない。
しかし、冒頭でも少し触れたように『私のようなスーパーカーブーム世代』の人間には、あまりに快適すぎると逆に乗り足りないという感想になってしまうことが多いのも事実。
「私もそう思いそうかも…」と思う方には、ぜひ次の『PORSCHE911(964)』をお勧めしたい。

PORSCHE911(964)

Porsche 911 (964)は、1989年から1994年にかけて製造・販売された、ポルシェ911シリーズの空冷ポルシェです。911シリーズの進化の一環として、現代のポルシェの基盤を築いたモデルの一つです。
従来の911デザインに対してより丸みを帯びた外観を持ち、先代モデルと比べて空力特性が向上しています。ポップアップヘッドライトは非常に特徴的です。

何を隠そうPORSCHE911(964)はポルシェゲートのレンタカーである。ポルシェゲートにてレンタルできるのは964のカブリオレですが、数十台あるポルシェの中でも壊れにくい方の部類に入る。
ポルシェ購入者の意見を見ていると、空冷ユーザーの中で多く意見を占めるのが『故障に泣かされる』ことだ。
それが少ないのは、なんとも心強い車両だと思う。

964は、『普段遣いにも問題なく』『空冷の味を色濃く残し』『ティプトロニック(AT)』も選べる。
多くの人に親しみを持ってもらえる車両だと確信している。

といっても、上記で紹介した2車両は購入に『1000万円以上』かかってしまう。
それは無理…と言う方にはPORSCHE911(Type996)をおすすめする。

PORSCHE911(Type996)

Porsche 911 (Type 996)は、ポルシェが1997年から2005年まで製造・販売していたスポーツカーのモデルです。
先代モデルから大きくデザインが変更され、丸いヘッドライトが角型に変更されました。これが911シリーズのデザインの大きな変革となりました。
高いパワーと卓越した操縦性を兼ね備え、スポーツカーとしての期待に応える性能を提供しました。特に4WDモデルは悪路走破性に優れています。

996と言えば、ポルシェが本格的に水冷エンジンを導入した初めての車両であることは有名だと思うが、その結果水冷エンジンを搭載しながら『空冷エンジンの名残を味わえる』空冷好きにはたまらないポルシェといえるだろう。
ボディサイズもお手頃で修理もディーラーのお世話にならず自力でなんとかすることができるし、何よりポルシェを200万円程度(もちろんグレードや仕様、状態によって差はあるが)で購入ができて、非常にコストパフォーマンスが優れたポルシェだと言える。
一つ欠点を挙げるとすると、賛否両論が巻き起こったヘッドライト、もといポルシェの顔の部分だ。
この部分が気にならない方であれば、ドライバーを満足させてくれる1台だと思う。

(余談)PORSCHE911(964)カブリオレとの出会い

カブリオレとの出会いは、私が3代目セリカを探していた時だ。

セリカを置いてあった中古車屋にそのカブリオレはあった。
なんと外装は日焼だらけ。ところどころ白化していて、エンジンもタイヤも外されていた。
正直『なんとも可哀想な姿だ』と思った。

思い切って「これ売り物ですか?」と聞いてみると店主から意外な返事が返ってきた。

買ってもらえます?

あっさりと即答され『1000万ぐらいするのだろうか?』と身構えていると…思っていたほどではなく、なんと『510万円』

店主に負けず即答で「買います!」と言っていた。

それから2ヶ月ほどかかり、やっと納車された。
納車された帰り道で『油、温度は爆上がり』『インジケーターのランプはつかない』など不具合が発覚。そのまま引き返しまた1ヵ月待つことになった。

またしても空冷ポルシェの洗礼を受ける形となったのだった笑

最後に

本日は、【ポルシェ初心者にオススメしたいPORSCHE911(3台)】という記事を書かせていただきました。

私の周りでもポルシェ購入者はたくさんいますが、最初に乗るべきポルシェの選択を誤った結果『ポルシェの魅力を半分も分からずに別の車に行ってしまう』そんなケースも何度か見てきました。

これから乗り始めたいと思っている方には、私の経験や意見が参考になれば嬉しいと思います。

また、カブリオレや996に関しては、ポルシェゲートでレンタルすることが可能です。
996は車両の販売(乗り出し価格で230万円)も行っているので、興味がある方は是非ご来店ください。

それ以外でも空冷ポルシェに興味がある方は私の運営する【ポルシェゲート】で運転を体験することができますので是非とも体験していただければと思います。

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