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1989年ポルシェ959スポーツが7,045,000ドルで落札、モントレーのオークションで歴代最高額を更新

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米カリフォルニア州で開催されたクラシックカーの祭典「モントレー・カーウィーク2026」で、1989年式ポルシェ959スポーツがオークションにかけられ、959としては過去最高額となる7,045,000米ドル(手数料込み)で落札された。

何が発表・報道されたか

2026年8月13日から15日にかけてモントレー・コンベンションセンターで行われたRMサザビーズの「ザ・モントレー・オークション2026」で、1989年式ポルシェ959スポーツが7,045,000米ドルで落札された。これは従来の959の最高落札記録として知られていた、パリ・ダカール仕様の車両を100万ドル以上(約18%)上回る金額で、959という車種そのものの記録を更新したことになる。

959スポーツは、標準の959が備えていた電子制御の可変ダンパーサスペンションを固定式の車高調に置き換え、エアコンやオーディオ、助手席側ミラーなどを省いて軽量化を図った、より走行性能に振った特別仕様で、全体で292台程度とされる959の生産数のうち、スポーツ仕様はわずか29台しか作られていない。今回落札された個体は、そのスポーツ仕様の中でもグランプリホワイトの外装をまとった11台のうちの1台であり、さらに珍しいことに、軽量化のため通常は省かれるエアコンが工場装着されている、確認されている2台のうちの1台とされる。オーナーは3人のみで、走行距離は約4,788km、2021年にはポルシェクラシックによる本格的なオーバーホールを受けている。来歴としては1989年9月に韓国のコレクターへ納車された後、2007年からは元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドが所有していたことが伝えられている。

モントレー・カーウィーク2026では、RMサザビーズのほか、グッディング&カンパニーやブロードアロー・オークションズなど複数のオークションハウスが競売を実施し、ポルシェ917や907ラングヘック、356といった歴史的モデルも数多く出品されるなど、クラシックポルシェ市場全体が大きく注目を集めた1週間となった。

PORSCHE GATEとしての見方

959のような希少なホモロゲーションモデルが記録的な金額で取引されると、どうしてもポルシェのクラシックカーが「値上がりする資産」として語られがちになる。しかし私たちPORSCHE GATEとしては、こうした一部の頂点にあるモデルの落札額と、実際に多くのオーナーが向き合う空冷・水冷ポルシェの楽しみ方は切り離して考えるべきだと思っている。リセールバリューや希少価値だけを基準に車を選ぶことはおすすめしておらず、あくまで実際に乗ってみて自分自身が「楽しい」と感じられる一台を選ぶことを大切にしてほしいと考えている。

何十台ものポルシェや旧車に触れてきた経験からも、空冷か水冷か、あるいは希少なグレードかどうかにかかわらず、まずは実車にじっくり触れてみることが、後悔しない一台選びの一番の近道だと感じている。

ポルシェオーナー・購入検討者への影響

今回のような超希少モデルの高額落札は、ニュースとしてのインパクトは大きいものの、930や964、993といった一般的な空冷911の相場に直接影響するものではない。ただし、こうしたヘッドラインが繰り返されることで、ポルシェのクラシックモデル全体への注目度や関心が高まり、結果として人気車種の相場や流通量に間接的な影響を及ぼしていく可能性はある。

これから空冷・水冷ポルシェの購入を検討している方にとって大切なのは、オークションの話題に一喜一憂することではなく、車両のコンディションや整備履歴をしっかり確認し、自分にとって心から楽しめる一台かどうかを実際に試乗して見極めることだろう。

元記事

RM Sotheby’s公式サイト:1989 Porsche 959 Sport | The Monterey Auction 2026

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