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PORSCHE GATEを始めた理由を聞かれることがよくあります。深く考えられた事業計画から始まったように思われることもありますが、正直に言うと、始まりは非常にシンプルでした。
「自分の車に乗ってほしい。」
それだけです。
ポルシェという車の魅力は、本を読んでも、動画を見ても、ミニカーを眺めても、絶対に分からないものがあります。ボディーの剛性感。ステアリングの手応え。ブレーキの効き方。エンジンの音。振動。走り出したときの車の軽さ。実際に触れて、乗って、走ってみなければ分からない。だから、一度はポルシェを味わってほしかった。それがPORSCHE GATEの原点です。
きっかけの一つには、「車は乗らないことも良くない」という実感がありました。何台もの車を所有していると、長期間動かさない車には、次に動かしたときに何らかの支障が出ることがあります。「自分だけでは全部乗れない」「それなら、誰かに乗ってもらいたい」。そんな発想が、少しずつPORSCHE GATEという形になっていきました。
運営を始めてから4年ほど経ちますが、当初考えていたことと、今とでは少し違う景色が見えています。最初は「自分が集めたポルシェに乗ってほしい」というところから始まりました。しかし続けているうちに、「自分の車をラインナップに入れたい」「買いたいけれど置き場所がない」「手放したくないけれど、なかなか乗る機会がない」という相談を受けるようになりました。「ここなら大切にしてくれる」という理由で、大事な車を託してくれる方も現れました。展示している車の中には、会員の方から寄贈していただいたものもあります。
一人のコレクションから始まったものが、少しずつ、みんなの場所に変わってきている。そんな実感があります。
PORSCHE GATEはまだ完成したサービスではありません。どうすれば独りよがりにならないか、どうすればもっと楽しんでもらえるか。今も考え続けています。来てくださる方や会員の方の声を聞きながら、少しずつ形にしていく。それがこの店のやり方です。

